UDONという映画をご存じでしょうか。2006年に公開された邦画です。
監督は踊る大捜査線の演出で脚光を浴びた本広克行監督。この人は本当に配役のセンスが素晴らしい。
主演はユースケ・サンタマリアと小西真奈美なのですが、ちょい役でナンチャンや松本明子、高畑淳子など香川県出身の人たちが出ていたりします。
それだけでなく、ありとあらゆる所に「あっ!この人!」という役者さんが出ているのです。
しかも、ストーリーもなかなかよくてホロリと涙が出てしまいました。ただのうどん映画と思うことなかれ。
という事で、映画『UDON』のレビューをしていくことにしましょう。
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本広克行監督について
この本広克行監督はうどんに対して、すごい情熱を持っている人のようで、実の弟を脱サラさせてうどん修行をさせたほど。この映画で出てくる松井製麺所のうどんはその弟さんが打っているのだそうです。しかも、実際に香川県で弟さんがオーナーとして、松井うどんというお店を経営しています。
そんな監督が撮った「UDON」を観たのは今回が2回目。
UDONについて
前回は6年ぐらい前に上映されてすぐの時に観た。その時は俳優さんとか疎くて、ユースケサンタマリアが出ているからみようとか思っていたぐらいだったのですが、今改めて観てみると、すごい俳優をぜいたくに使っています。
本当にチョイ役で出てくる俳優さんの多いこと多いこと。
大泉洋やら、ナンちゃんやら、佐々木蔵之介、真木よう子などなど、本当に一瞬しか出ないのに、すごい豪華なキャスト。
あ、そういえば佐々木蔵之介と真木よう子の組み合わせで、なんかちょっとピンときて調べてみたら本広克行監督は『サマータイムマシン・ブルース』という映画を撮っていて、その登場人物がまるまるその役のまま出ているというのも、遊び心があって楽しかったです。
豪華なキャストという点だけでも、このUDONという映画は充分楽しめるのですが、本当の見所は、ユースケサンタマリアの演技力。
あの適当そうで、軽くてちゃらちゃらしたような雰囲気を持つ俳優さんが真剣な演技をしたとき、正直ドキッとしました。
不覚にも涙が流れてしまいました。
ユースケサンタマリアって演技うまいんだなぁ…と感心しました。
そして小西真奈美は安定感のあるかわいらしさ。ドジっ子を演じてましたが、すごく綺麗にハマってました。この映画の中で何度、日産のマーチが破壊されたことか(笑)
最後はなんといっても、実際に存在するうどん屋の店主などの素人さんが何人も登場していることから、何とも言えない空気感を生み出していて、他の映画では味わえない雰囲気が楽しめるってことですね。
この映画を観て、うどんを食べたいと思わない人は何人ぐらいいるんだろう。
僕はすぐに食べに行きました。完全にそば派だったんですけどね。はなまるうどんの登場で完全にうどん派になりました。105円でうどん食べられるんですよ?本当に素敵なお店を作ってくれたものです。
無料の揚げ玉とねぎをたっぷり入れた醤油うどんのコスパの破壊力はハンパない!
まとめ
ああ、うどん。うどんに興味がないあなたは是非、この「UDON」という映画を観ていただきたい。
うどんの世界に洗脳されるはずですよ。ストーリーはややベタ寄りですが、しっかりしている話の作り方をしているので充分楽しめる映画です。
こういう映画もたまにはいいのではないでしょうか。
豪華キャストのウォーリーを探せをしても楽しめます。
ではでは、そんな感じで、映画『UDON』のレビューでした。