- 公開:2005/08/19
- 監督:ジャド・アパトー
- 出演者:スティーヴ・カレル, キャサリン・キーナー, ポール・ラッド
- 製作国:アメリカ合衆国
- 上映時間:1時間56分
40歳の童貞男という映画をご存じでしょうか?元々は鳴かず飛ばずのコメディアンだったジャド・アパトー監督が、2005年に映画監督デビューして大ヒットをさせたのがこの『40歳の童貞男』という映画。
またこの映画で初主演を務めたスティーヴ・カレルは脚本と製作総指揮も兼任して1億ドルを超える興行収入を叩き出したことでも有名です。
そんな情報など知らず、姉にごり押しされて観ることにしたのですが、正直この映画のパッケージを見た時は「なんかやばそうなのオススメされたな」という感想でした。
だって映画タイトルもパッケージも「シンプルに強烈!」でしょ?
ところが、映画『40歳の童貞男』を観始めると40歳になっても女性と恋愛をしたことがない主人公の純粋なラブストーリーに心を打たれることになるのです…
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映画『40歳の童貞男』 – ストーリー
公開日:2005年08月19日
ジャンル:コメディ映画, 恋愛映画
監督:ジャド・アパトー
出演:スティーヴ・カレル, キャサリン・キーナー, ポール・ラッド
ネタバレ注意『40歳の童貞男』のあらすじまとめ
家電量販店で働くアンディ。彼はこっちで言う所のヲタク。家中フィギュアやゲームで満たされておもちゃばかりの趣味の空間。出社はヘルメットをかぶって自転車通勤。隣の住人の老夫婦からも「いい女の人がいればいいのに」と心配される始末。
お店でももっぱらマジメすぎるアンディは同僚からもあまり深く触れないようにされていた。そんなアンディはある日、お店の同僚から人数合わせの為仕方なくポーカーに誘われる。いつもゲームばかりやっていたアンディはその場で圧倒的な強さを発揮し、勝ちをもぎ取るがゲーム後の会話で女性と付き合った事がない事がバレてしまう。
家に帰っても眠れぬアンディ。次の日、職場に着くと案の定噂はすっかり広まってしまい、同僚からバカにされ放題。いよいよ嫌になったアンディは職場を飛び出し、仕事を辞めると言い出した。
アンディの必死さに申し訳なさが芽生えた同僚3人はアンディの女性に対する考えを聞き、アンディに彼女が出来るように作戦の練ることにした。
3人が三者三様のアドバイスをし、どの意見を聞いたらいいかわからないアンディなりにも、その中で出会いはあり、職場の向かいでネットオークションの代理人をして働いている女性トリシュの電話番号をゲットする。
しどろもどろしながらも徐々にトリシュとの中は深まり、ついに彼女といい感じになった時、ドアがバタリと開く。そこには10代の子供が立っていた。なんとトリシュは3人の子持ちだったのだ。子供に騒がれ、その場を逃げるようにして帰るアンディ。
後日、子供の件について話を聞くアンディ。子供についてはビックリしたけれど、気にしないよと告げ、彼は同時に自分が過去40年間に誰とも付き合った事がない事を告白しようとしていた。…が、どうにも言い出せずにそのまま時を過ごしてしまう。
子供とも仲良くなり、全てがうまくいっているかのように見えた二人。しかし自分の事を伝えられていないアンディは、もしそれがバレてしまったら嫌われてしまうのではないかとトリシュを拒絶する。そして大ゲンカする二人。
アンディとトリシュの恋の行方はいかに…。
『40歳の童貞男』のおすすめポイント
この映画では決して上手ではないが温かい友情が描かれています
ポーカーをやっている時に、アンディの秘密を知ってしまった3人。彼女にフラれて未練タラタラなデビッドと、不細工なりにも言葉が巧みなキャル、イケメンのジェイはそれぞれタイプが違うアドバイスをする。
男は外見だとか外見は関係なく言葉次第だとか、ハートでつながる事が重要だとか。
それぞれが自分の経験を元に一生懸命アドバイスしてくれます。しかし、それはもちろん個人の体験。状況も違えばアンディにも当てはまらないのかもしれない。
それであまり上手くいかずにアンディをイライラさせることもありますが、ここが面白い所。アンディは40年間彼女なしですが、実は決意をして女性と話せば口もうまく、仕事だってしっかりこなし、顔だってそれなりにカッコよく、モテちゃうのです。
逆に3人の方が、元カノに振り回されたり、浮気がバレて別れ話を持ち出されたり、おかしなことにハマっていたりとボンクラばかり。
どちらが充実した人生を過ごしているかと言われればアンディのような気がしてくる。
この映画は、実は持っているものは持っていないものから学べるし、持っていないものは持っているものから学べるという相互的な教訓なのではないかな?と感じました。
つまりは、みんながみんなボンクラなりに支え合って生きているのです。そして、この映画のラストでは温かい友情が垣間見れます。
それにしても、アンディの趣味に走った部屋とかゲームコントローラー付の椅子とかすっげぇ羨ましい。
映画『40歳の童貞男』 – まとめ
僕らは恋愛をしていてもしていなくても、実は常に何かが足りなくて、自分にない物を持っている人から学ぶことが出来るというのを学べる映画でした。
あ、最後のトラックに突っ込んでしまったシーンなんか、かなり101回目のプロポーズっぽくて僕は好きだな。そして、その時に「僕はずっと自分が変だと思っていたけど…」っていうセリフにジーンときた。
いいなぁ。アンディ。
どちらかと言うと、40歳のヲタクの男を主人公にしつつ、実はコイツ潜在能力たけーじゃんっていう方の映画で、ダメダメ人間ではなかったので、そういうのを求めていると面白くないかなって感じがしちゃいますが、それでもこの映画は友情も観れて、純粋な愛も観れて、ギャグもあるし、バランスのいい映画だと思いました。
ブラックジョークオッケー、アメリカンなノリオッケーならぜひ観てみてくださいませ。
ではでは。『40歳の童貞男』でした。
あ、時折日本の人たちが出てきて、日本語で喋る所ありましたが、必要だったか?(笑)って感じでした。日本大好きな監督さんなのかな。
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40歳の童貞男 - 感想・評価
公開日:2005年08月19日
ジャンル:コメディ映画, 恋愛映画
監督:ジャド・アパトー
出演:スティーヴ・カレル, キャサリン・キーナー, ポール・ラッド