2012という映画をご存じでしょうか。2009年に公開されたローランド・エメリッヒ監督のパニック映画です。
マヤ文明で使われていた暦のひとつが2012年の12月21日にひとつの区切りを終える事から、ノストラダムスの大予言のような終末論としてオカルトの対象になっているんですね。
そこから人類滅亡が2012年に起きるという想定の元作られた映画なのですが、正直に言いましょう。
観なきゃ良かったです。
これからレビューをしていきますが、暇すぎて時間がありあまり、何を言われても許せる心を持っている仏のような人だけが続きを読んでください。
それ以外の方は、どうぞ他の映画に興味を持ってくださいませ。
ということで、映画『2012』のレビューをしていくことにしましょう。
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『2012』について
公開日:2009年11月13日
ジャンル:アクション映画, 冒険映画, SF映画
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:ジョン・キューザック, タンディ・ニュートン, キウェテル・イジョフォー
古代、マヤ人が2012年12月21日に世界の終末が訪れるとして、それを想定して作った映画。地殻変動が起き、地割れや津波などで地球がどんどん破滅に向かっていく。CGや音楽が壮大で、人がどんどん死んでいく。興行収入も結構良かったようで、大ヒットの部類に入る映画だそうです。
…ただね。内容がひどいひどい。
アメリカが地殻変動をいち早く察知して、ノアの方舟のような人類が生き残れる船を作る。それに乗れる人はどうやって選ばれたかというと、お金。お金で権利を買う。グリーンパスのような名前だった気がする。
でもね、グリーンパスを買った人が乗船をしようって時に、あらかじめ乗っていた政府の人達は、予定よりも早く津波が押し寄せてくるってので、大勢の人を見捨てようとする。
それに疑問を持った人がそんなん生き残ったって人間じゃないでしょ?って口論して、津波が押し寄せてくる中、乗船させようってことになる。
そしていざ出発しようって時に、船にエラーが起きる。主人公が隠れて乗り込もうってしたせいで、コードが扉を閉める歯車にひっかかって扉が閉まらない。もう水は船の中に入ってきてしまっていて、それを取り除きに主人公が命を懸ける。それがクライマックス。
…なんとなく、アルマゲドンに似ているのだけど、なんも感動しない。
結局、監督のご都合主義で、生き残るのは金持ちで、所々無意味に人は死んで、どうでもいいところでひゃっほうとか喜んで、感動的な音楽をかけて感動させようとしている。
正直、クライマックスを迎えた時に、画面割ってやろうかと思いました。何この映画。
話の筋的には、あまり上手くいっていない家族がこの事件をきっかけに上手くいくようになるってのが主な話なんだろうけど、もうね、そんなんどうでもいいの。
とにかく意味が分からない。希望もわかない。考え方が嫌い。それなのに、ハッピーエンド迎えましたぜって感じを演出してくる。
2時間半の映画なんだけど、最初の2時間はとにかくパニック。ひたすらにパニック。車で地割れを走る時などは、あぁ、作り物の世界やんって思ってしまうぐらいあり得ない。
まぁ、それはでもいいんです。そういうのを楽しむのも虚構である映画の楽しみですから。
でも、やっぱり映画から伝わってくるメッセージってありますよね。それがもう最悪なのです。
こうなってはいけないっていう反面教師的な映画だったら、良かったんですけど、そうじゃないんですよ。これが正しいでしょって感じのメッセージ性なのです。
自分とは考え方が違うものを受け入れられない人間ではなかったはずなんですけど、僕はまだまだ小さい人間だったようです。あまりにもぶっ壊れた正義感振り回してくるんで、全力で悪態をつきたくなりました。
映画『2012』のまとめ
うん。本当に面白くない映画を観ました。
あえて、この映画の長所をあげるとすれば、CGがすごいって所でしょうか。…でも、そのCGも今となってはなんとなく違和感があって、のめりこめなかったです。
この映画、好きな人はごめんなさい。僕には好きになれそうもありません。
ではでは、今日は辛口でしたがこんな感じで映画『2012』のレビューを終えます。
2012 - 感想・評価
公開日:2009年11月13日
ジャンル:アクション映画, 冒険映画, SF映画
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:ジョン・キューザック, タンディ・ニュートン, キウェテル・イジョフォー