リトル・ミス・サンシャインをご覧になったことはあるでしょうか?この映画は2006年にジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリスという夫婦が初めて監督をした作品であり、デビュー作にも関わらずアカデミー賞に4部門でノミネートされた作品です。
ただ、実は僕はこの映画の存在を知らず、知ったのはつい最近のこと。Amazonでやたらと評価が高い映画だったので観てみる事にしたのです。
結果、この物語に出てくる誰もが何一つ成功せず、失敗続きのストーリーを追うことになるのですが、観終わるとなぜか心ほっこりな気持ちになれる映画でした。
ということで映画『リトル・ミス・サンシャイン』のレビューをしていきたいと思います。
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映画『リトル・ミス・サンシャイン』 – あらすじ
公開日:2006年01月20日
ジャンル:コメディ映画, ヒューマンドラマ映画
監督:ジョナサン・デイトン, ヴァレリー・ファリス
出演:スティーヴ・カレル, トニ・コレット, グレッグ・キニア
とある負け組一家の娘さんオリーブが美少女コンテスト「リトル・ミス・サンシャイン」に通過したとのことで、一家全員、ウォルクスワーゲンの黄色い小さなバスのような自動車に乗って会場まで向かう話。
とある負け組一家と書いたのは、旦那はある成功プログラムを出版して成功しようとしているけれども、その出版が成功出来なければ破産しなければならない状況。口癖は「勝ち馬になりたいか、負け犬になりたいか」。
その奥さんは旦那との口論が絶えず、おまけに実の兄は自殺未遂をしてしまった。
その兄はプルーストの研究の第一人者でゲイであるのだが、愛していた教え子を二番目のプルースト研究者に取られてしまっておまけに学会からも首になってやけになって自殺を図ったみたいで、とりあえず精神が安定するまでオリーブの一家に居候することになる。
一家の長男は空軍のテストパイロットを夢見る友達もいない童貞。ニーチェに影響を受けて、沈黙の誓いとかなんとかで全くしゃべらない。世の中みんな嫌いだそうだ。
さらに一緒に住んでいるおじいちゃんは、ついこの間、老人ホームを追い出されたばかりで、ヘロイン中毒。結構口が悪く下品。でも、娘のオリーブのダンスコーチをやっている。
当のオリーブは眼鏡でちょっとぽっちゃりしている女の子。お父さんの影響で「勝たなければ意味がない。負け犬になりたくない」という信念の持ち主。
そんな一家が、ミスコンの会場に向かうってだけの話なんだが、その道中で様々なハプニングが起きて、ことごとく挫折していく。
映画『リトル・ミス・サンシャイン』について
詳しい内容はちょっとネタバレみたいになっちゃうので書けないけれど、とにかく誰もうまい事いかない。
それでも、すべてが終わった後は、家族の団結が深まったみたいで、なんか心ほっこりとする。
映像的に激しいアクションみたいなのはほとんどないし、ストーリーの山場みたいなのもないし、ぬるーい感じの映画なんだけれど、なんでだろう、心ほっこりする。
僕はニーチェを崇拝する童貞の長男が好きでした。
Amazonの評価を考えちゃうとそこまで高評価には捉えられなかったけども、まぁ、観てもいいかなぁという映画でした。可もなく不可もなく。たまにはこういう映画もイイじゃない。
人によってはお涙ちょうだいな映画よりも、こういう感じの映画の方が泣けるかもしれない。素朴な映画。
そんな感じです。
ではでは『リトル・ミス・サンシャイン』でした。
リトル・ミス・サンシャイン - 感想・評価
公開日:2006年01月20日
ジャンル:コメディ映画, ヒューマンドラマ映画
監督:ジョナサン・デイトン, ヴァレリー・ファリス
出演:スティーヴ・カレル, トニ・コレット, グレッグ・キニア