ユージュアル・サスペクツは映画通ぶりたいのであれば、とりあえずこの映画の名前を挙げておけばオッケーっていうぐらい、有名な1995年のブライアン・シンガー監督の作品です。
んで、僕も映画通ぶりたかったので、その昔『ユージュアル・サスペクツ』を観たことがあるんです。ただ、その時はぶっちゃけあんまりおもしろくなかったんですよね。
どうやら、この映画はアガサ・クリスティの「アクロイド殺し」のオマージュらしいのですが、そういう事も知らずにボケーッと観て、あーつまらんと。
でも、しばらくしてからネット上のいたるところにカイザー・ソゼ、カイザー・ソゼと書かれているのが気になりまして、カイザー・ソゼって確かユージュアル・サスペクツじゃなかったっけ?ともう一度観ると、評価が一変。
な、なんじゃこの面白い映画は!?となった不思議な映画『ユージュアル・サスペクツ』のレビューをしていきたいと思います。
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映画『ユージュアル・サスペクツ』 – あらすじ
公開日:1995年08月16日
ジャンル:犯罪映画, ヒューマンドラマ映画, ミステリー映画
監督:ブライアン・シンガー
出演:ケヴィン・スペイシー, ガブリエル・バーン, チャズ・パルミンテリ
あんまりうまくあらすじが説明出来ないのだけれど、5人の前科者たちがなぜか警察で尋問を受け、その時に5人であるヤマを一緒に成功させようと話合う。一度成功して大金を手に入れると、次のヤマも一緒に行動をする。
そしてそのヤマを持ってきた人物と接触し、カイザー・ソゼという名前を聞く。この名前は伝説の悪魔、カイザー・ソゼと恐れられているようなのだが、実はこの五人は個々それぞれ過去にカイザー・ソゼの持ち物に手を出してしまっていたらしい。警察の尋問はどうやらカイザー・ソゼの手回しみたい。
知らずにやったという事で、ある危険なヤマを解決してくれたら過去の事はチャラにしようとの提案。
そもそも、カイザー・ソゼと言う人が実在するかどうかすらわからない状況で、あまり真に受けていなかった5人だが、そのうちの一人がカイザー・ソゼの名前にビビって、お金を持ってトンズラすると、残された4人の前に死体となって戻ってきた。
どうやら、危険と言われているヤマを請け負わざるを得ないようで、4人でそれを実行するのだが…。
みたいな感じですかね。
映画『ユージュアル・サスペクツ』について
最初にも書きましたが、正直、初見で観た時は全く意味がわからなかったです。
というのもこの映画、回想シーンによって語られるので時間軸がどれのことだがよくわからなかったんですよ。
そもそも、回想シーンだってことに気が付かなかったので、過去と現実がごっちゃごちゃになって意味がわからなかった。
僕の映画を観るセンスがゼロなのかもしれないですけどね。洋画を観る時なんてそうなんですが、「-何年前-」みたいな字幕をついつい見逃しちゃうんですよ。それでよくよくわからない状況になってしまう。
そして、この映画の最後にはどんでん返しが待っているんですが、あ、ハイハイなんとなくわかってました的な。察しがついていたよっていう感じの感想で、はい、これつまらない映画でした。ってなったわけです。
でもね。数年後にネットで色々と調べて、全てを理解したうえでもう一度観てみることにしました。なんとなく消化不良だったので。
そうするとね、いたるところに伏線がはってあって、結構細かい映画なんですよ。目線から何から。そういう所が面白いかなと。ちょっと自分の中の評価が変わりました。
映画『ユージュアル・サスペクツ』まとめ
まぁ、ただ、最後のどんでん返しありきなミステリーなんで、ストーリーとかはちょっと薄い気がします。
ぐいぐい引き込まれる映画ではなかったですが、終わった後が一番楽しいです。
こ、これどういうこと!?と調べ始めて、いろいろな人の意見を読んだりして、何度も味わう映画でしょうか。
黒幕が誰だったのか。つまらないという人がいう黒幕はこれ。面白いという人の黒幕はこれって感じで、黒幕の捉え方が違うのです。
何通りにも解釈できる映画。
観たことがない場合は、とにかくレビューなどを読まずに観て、それからレビューなどを読んでもう一度観てみる。そういうスルメイカ映画ですね。
ではでは、『ユージュアル・サスペクツ』でした。
ユージュアル・サスペクツ - 感想・評価
公開日:1995年08月16日
ジャンル:犯罪映画, ヒューマンドラマ映画, ミステリー映画
監督:ブライアン・シンガー
出演:ケヴィン・スペイシー, ガブリエル・バーン, チャズ・パルミンテリ