マジェスティックという映画をご存じでしょうか。2001年に公開されたジム・キャリー主演の映画です。
監督はなんと『ショーシャンクの空に』や『グリーンマイル』で有名なフランク・ダラボン監督。
この監督が作る映画は観た後になんとも言えない爽快感を与えてくれます。
実はショーシャンクもマジェスティックも、もちろんグリーン・マイルも過去に観たことがある作品でした。
ですが、TSUTAYAが旧作100円というのを始めた時に自分の中で映画ブームが再熱し、もう一度観てみようと思ったのです。
ショーシャンクはもう、周りの評価からわかるように映画界のミスチルです。みんな大好きショーシャンクです。
一方、マジェスティックはそれほど話題に上がらない映画ですが、やっぱりこれも素敵なのだとあなたにはわかってもらいたい。
「自分のことすら知らない男を、町の誰もが”希望”と呼んだ。」
こんなキャッチコピーの映画、素敵でしょう!?
そして、ラストのある部分で号泣する事間違いなし。
という事で、映画『マジェスティック』のレビューをしていくことにしましょう。
スポンサードリンク
映画『マジェスティック』 – あらすじ
公開日:2001年12月21日
ジャンル:ヒューマンドラマ映画, 恋愛映画
監督:フランク・ダラボン
主演:ジム・キャリー, マーティン・ランドー, ボブ・バラバン
映画名作レビュー戦記シネマネオン!-マジェスティックの巻-
館見放題
とある映画館でポスター貼りのアルバイトをしていた館見 放題。「ドラゴンボールだって最初はギャク漫画というくくりだったわけだし、ギャップ萌えって大切!」と言いながら映画ランキングと興行収入を参考におすすめポスターを入れ替えていたが、その作業中、謎の組織ノーモアーズに襲われ記憶と顔を盗まれてしまう。何も思い出せない館見。彼は自分を取り戻すため、引き込まれるように映画館に入り『マジェスティック』を観ようとしたのだが…
映画『マジェスティック』 -内容紹介-
映画『マジェスティック』 -解説-
映画『マジェスティック』の批評を終えて
映画『マジェスティック』の名言・心をざわつかせた言葉
「党の集会に参加したら党員だ」「じゃ詩の朗読会に参加したら詩人か?」
「見ろよ、ゴミの山だ」「見てるとも。でも見えるのは可能性だ」
みんなが映画の魔法にかかる。映画館で見ることで。
「映画でゾラは法廷に立ち無実の人の名誉を汚したフランス政府を糾弾する。ゾラは弁護士じゃないけど、あの毅然とした話し方…。あの時決めたの。弁護士になるって」「それだけで?」「だけ?十分でしょ」
“独立宣言”か?“合衆国憲法”か?サイン入りの単なる紙切れだ。何と同じだと思う?契約書さ。状況に応じて内容は変わる。
生きてれば傷つきもする。仕方ないわ。
もし春の日、君が外を歩いていて、そよ風がほおをなでたら、そのそよ風は僕のキスだ。
敏腕捜査官でも恋する男の心理は承知では?
正直言って、僕には信念というものがない。必要と思えなかったし。本音を言えば、信念を持つだけの勇気がなかった。だがルークは違う。信念と勇気があった。面識はないが知人の気がして。ずっと考えてたんです。もし彼なら何と言うだろうと。たぶんこう言うでしょう。“僕が命懸けで守ろうとした国はこんな国じゃない”と。
動画視聴で『マジェスティック』を実況・解説!
- 0:10:45頃
ジム・キャリーが肘でサルのぬいぐるみを落として箱の中に入れるシーン。なんでもないシーンがかっこいい…。 - 0:13:20頃
ジム・キャリーがサルのマネして「イー」と歯を見せるシーン。に、似てる! - 0:32:30頃
お父さんが嬉しそうにジム・キャリーの靴を脱がすシーンになんか目頭が熱くなった。…なぜだ。 - 0:43:45頃
戦争から帰ってきたボブに握手するシーン。義手だと気がついた時のジム・キャリーの顔と、ジム・キャリーが本物のルークではないと知っている僕の心がリンクした気がした。…ま、勘違いだけど。 - 0:46:25頃
「僕の思い過ごしかな。誰かが尾けてる」と振り返るシーン。…誰かが尾けてるというレベルじゃない(笑) - 0:54:00頃
しゃっくりのとまらないアデルが可愛い…。そして止める方法がロマンティック過ぎる…。 - 1:10:00頃
ピアノを弾かなければならないシーン。事情を知っているだけにドキドキした。 - 1:18:00頃
ジム・キャリーが俯いているシーン。影も相まってしみじみする。 - 1:29:40頃
映画館を再開する初日を迎えたジム・キャリーの笑顔が眩しい。お父さんの笑顔と揃ってハッピーな気分になる。 - 1:40:00頃
お父さんと会話して涙をためるジム・キャリーより先に涙が流れた…。本当の事を言おうとして、相手の表情の変化を感じて言えなくなった目のちからがヤバイ…。吸い込まれる。こんな優しい嘘なら、仕方がない…。 - 1:49:00頃
ルークの正体を知り、残念そうに散っていく町の人々のシーン。…いやー、気持ちはわからんでもないけど、自分たちで勝手に担ぎ上げてきたんだから少々薄情さを感じてしまう。胸がチクチクするよ…。 - 2:00:00頃
お医者さんの含み笑顔がすごく好意的ないい顔だった。 - 2:10:30頃
水を飲むというだけでこれだけ緊張が伝わってくる演出…。すげー。 - 2:12:00頃
何度観てもこの演説の所で泣いてしまう…。ルークと間違われたアプルトンという男が勇気を出して立ち向かうその姿に涙が…。ジム・キャリーの真剣な演技に心引き込まれてしまう。 - 2:15:45頃
市長の涙につられる…。 - 2:27:00頃
ラストにこの写真を持ってくるとは、やってくれるぜ…。
映画『マジェスティック』のような映画・似てる作品・おすすめ
公開日:1992年12月23日
ジャンル:ヒューマンドラマ映画
監督:マーティン・ブレスト
主演:アル・パチーノ, クリス・オドネル, ガブリエル・アンウォー
映画レビューまとめ
ども。シネマネオンの中の人、野口明人です。
温かいね。とにかく温かい。こんな町に生まれてみたかった。悲劇じゃなくても充分に号泣出来ます。ラストの演説が実に素晴らしい。
フランク・ダラボン監督は悲劇で涙を誘うような映画が少ないから好きです。
悲劇ではない。でも涙が出て止まらない。それは何の涙か。
人間の生きる力への感動です。
心揺れ動かされますよ、この映画。
観た後の爽快感は観た人にしかわからないかもしれませんが、あぁ、いいものに触れたんだな…と余韻に浸れる映画です。
もし、『ショーシャンクの空に』が気に入ったのであれば、続けてこの作品も観てもらいたいです。
周りの評価以上の映画だと僕は思いました。
あんまり知名度ないのかもしれないですが、フランク・ダラボンが好きでジム・キャリーが大好きな僕にはタマラナイ映画でした。
そーいえば、フランク・ダラボン監督の『ミスト』という作品は、同じ監督でも、こうも全く雰囲気の違う映画を作れるものなのか!という程、残酷な映画なのですが、今回の映画でヒロインのアデルを演じたローリー・ホールデンが、その『ミスト』にも出演しています。
この人の瞳、宝石みたいで吸い込まれるわぁ?。
ではでは『マジェスティック』でした。
追伸。
ルークの手紙を読む所でルークの声を吹き込んでいるのはマット・デイモン!
すごい贅沢な使い方(笑)
ではでは、そんな感じで『マジェスティック』でした。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました!
野口明人
あ、最後に『マジェスティック』のレビュー点数です↓
マジェスティック - 感想・評価
公開日:2001年12月21日
ジャンル:ヒューマンドラマ映画, 恋愛映画
監督:フランク・ダラボン
主演:ジム・キャリー, マーティン・ランドー, ボブ・バラバン