ブルース・ブラザースという映画をご存じでしょうか?1980年公開のこの映画は、黒いスーツに黒いハット、そして黒いサングラスが印象的な2人組を主人公にしたアクション映画です。
アメリカの長寿バラエティ番組であり、コメディアンスターへの登竜門的番組に「サタデー・ナイト・ライブ」というのがあるのですが、主役の2人組であるジョン・ベルーシとダン・エイクロイドもそこから出てきたコメディアンなのです。
そしてこの映画は、その番組内の人気コーナーのキャストとバンドをベースにストーリーをつけて映画化したものらしい。
ちなみに「サタデー・ナイト・ライブ」はエディ・マーフィやビル・マーレイ、マイク・マイヤーズ、アダム・サンドラーなどなど、日本でも知名度の高いコメディアンを輩出しています。
このブログでも取り上げた作品の主役を演じた俳優さんばかりだったので、かなりビックリしました。日本で言えば「お笑いスター誕生!!」的な…いや、「オレたちひょうきん族」的な感じなんでしょうか。
とりあえず、そんな映画『ブルース・ブラザース』のレビューをしていくことにしましょう。
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映画『ブルース・ブラザース』 – ストーリー
公開日:1980年06月16日
ジャンル:アクション映画, 冒険映画, コメディ映画
監督:ジョン・ランディス
出演:ジョン・ベルーシ, ダン・エイクロイド, キャブ・キャロウェイ
強盗の罪の刑期を終え出所したジェイク。弟のエルウッドが迎えにきて熱く抱き合う。兄弟はかつて二人を育ててくれた孤児院に挨拶に行くと、納税5000ドル未納のため立ち退きを強いられている事を知る。ジェイクは援助を申し出るが犯罪で手に入れた金なんか要らないと院長にボコボコにされる。昔の知人の勧めで教会に行った兄弟はそこで神の啓示を受けバンドでお金を稼ぐ事を閃く。道中、様々な団体を敵に回すが動じないブルース・ブラザースは現金を手に入れ納税する事だけを目標にひたすら突き進む。
もし、あなたに韓国料理屋で『ブルース・ブラザース』ってどんな映画?あらすじは?と聞かれたなら…
野口明人
この映画は一言で言えば、今の映画じゃ、もう再現できないだろうぶっ飛んでるアクション・ミュージカル・コメディ映画なんだ。なんか一言で言えてない気もするが…。
野口明人
あらすじはそれほど重要な映画ではないと思う。この映画の見どころはあらすじというよりもとにかく色んな意味でパワフルだと言うこと。
野口明人
でもまぁ、ちょろっとあらすじを紹介しちゃうと、元バンドマンのジェイクは強盗の罪で三年間服役し、仮釈放出来るようになった。そこに迎えに来たのは弟のエルウッド。二人は熱くハグをし再会を喜ぶ。
野口明人
かっこよかった愛車キャデラックがボロッかすの中古車ダッジ(元パトカー)に変わっていた事に文句を言ってはいたが、その車で二人を育ててくれた孤児院に出所の挨拶をしに行く。
野口明人
そこにはかなり厳しいシスターがいて、母親代わりに二人を育ててくれたわけだけど、11日以内に税金5000ドル払わないと孤児院が無くなる事を聞くんだ。
野口明人
ジェイクはシスターに俺が支援してあげると申し出するんだけど、犯罪で手に入れたお金なんて要らないと二人を追い出してしまう。そこに現れた父親代わりに彼らを育ててくれたカーティスというおっさんが二人に教会へ行けとアドバイスする。
野口明人
説教臭い所なんて行きたくないと言っていたけど、二人は教会へ行き、そこで牧師が派手に歌いまわし訪れた人たちが幸せそうにダンスを踊っている姿を目にする。その時、光がジェイクを照らし、ある啓示を受ける。バンドだ!バンドでお金を稼ぐんだ!
野口明人
彼らは車に乗り込み、元メンバー達に声をかけに周るんだけど、その間に信号無視をして警察から逃げ、ナチス党員の邪魔をし、筋肉むきむきのバンドの出番をかっぱらい、居酒屋で食い逃げする。
野口明人
二人に迷惑をかけられた彼らは血眼になって二人を追いかける。さらには謎の女も登場し、事あるごとに爆薬でアパートを破壊したり、ミサイルを打ち込んだり、火炎放射器でガス爆発させたりと二人を目の敵にしてるみたいなんだけど、何されても二人は動じない。
野口明人
とにかく頭にあるのはバンドを成功させ、お金を納税することだけ。だって、神の啓示だから。だから前に進む。
野口明人
そんな感じで手段を選ばず、ボロッかすの中古車ダッジを乗り回し逃げ回り、なんとしてでも孤児院を救うってのがあらすじなんだけどね。
野口明人
とにかくあらすじどうこうっていうより、アクションがすごい。カーチェイスでショッピングモールひとつをぶっ壊したり、ダイナマイトでアパートぶっこわしたり、空から車を落としたり。
野口明人
今だったらCGでそういう事も簡単に表現出来ちゃうだろうけど、この映画、1980年の映画だからね。CGの技術なんて全くもってないに等しいから、実際に準備してやらないと行けない。
野口明人
潰れたショッピングモールを使って、商品を並べて、そこを車でぶっ壊していったり、街中を馬が走ったり、戦車が走ったり、ヘリコプターを使って、空から車を落としたり。ド派手なアクションなんだけど、全部準備してやっているっていう。CGじゃないっていう。
野口明人
とにかく今こんな事やったら、PTAが黙っちゃいないぜっていうぐらい今のモラルや常識じゃあり得ない事をやってる。よく死者が出なかったよな…。
野口明人
まぁ、言ってみればこれがアメリカのブラックジョークなんだけど、あまりにぶっ飛びすぎて笑ってしまう。大丈夫なのかと心配しちゃうあたりは僕も完全に現代の感覚に毒されてるんだろうね。これは映画。映画なんだ。
野口明人
さらにさ、音楽も豪華すぎるほど豪華。ジェームズ・ブラウン、レイ・チャールズ、キャブ・キャロウェイ、アレサ・フランクリン…。
野口明人
もう、今となっちゃ伝説すぎるほどの人々。その人達が映画中、急にミュージカルで歌い始める。音楽の力ってすげーな。やっぱり。どんな状況でも音楽はそれを変える力を持っているって実感できる映画。
野口明人
そーだな…。ミュージカルつながりで言えば『
ヘアスプレー』みたいな映画が好きなら、この映画が好きかもしれない。または兄弟つながりで映画じゃないけど、小説でアゴタ・クリストフの『
悪童日記』とか。
…そんな事を『ブルース・ブラザース』についてヤンニョムチキンでもかじりながら韓国料理屋で話すと思います。
『ブルース・ブラザース』の名言
愛してはいるが、おれの生き方はおれが決める
頼むから助けてくれ。殺さないでくれ。愛してる。捨てたりはしなかった。車の燃料が切れたし、パンクしてタクシー代もなく、式服は洗濯中。遠来の友まで来た。車を盗まれ地震や洪水に襲われ、イナゴも来襲、不可抗力だった。神に誓って。
『ブルース・ブラザース』のおすすめポイント
・音楽ってすごい。そして映画ってすごい。現実には起きてほしくないことでも、映画の中で起きるとここまで心が踊ってしまうアクション映画のすごさ。ブラックジョークに耐性がない人は少々注意が必要かも。
映画『ブルース・ブラザース』 – まとめ
とにかくぶっ飛んでます。1980年ってこんな映画が作れたのか!!という驚きと感動。ぶっ飛びすぎて笑えます。とにかく映画の中だから。ブラックジョークがすぎる所もあるけれど、やるならとことん。っていうのがこの映画。
そして、笑えるだけではなく心も踊る音楽達。
音楽は世界を変える。本当にかっこいい。ブルースってあんまり聞いてこなかったけど、本当に魂の叫びなんだと思った。
この映画に、熱狂的なファンがいるのも納得。
ストーリーを期待してはいけないよ。これは映画という形をしたエンターテイメント。パフォーマンス。僕は結構、作品に対してストーリー性を重視してきたけど、ストーリーがそれほどがっちりしていなくても、心は感動することが出来るんだなと教えてくれた作品です。
音楽のライブを観ているような。サーカスを観ているような。
とにかく何かが胸に訴えてくる。
そんな映画が『ブルース・ブラザース』でした。
P.S.太っている方のお兄さん役の人は若くして亡くなっちゃったんですね…。動けるデブ、くっそかっけー!って思ったのに、早すぎる死でした。
ブルース・ブラザース - 感想・評価
公開日:1980年06月16日
ジャンル:アクション映画, 冒険映画, コメディ映画
監督:ジョン・ランディス
出演:ジョン・ベルーシ, ダン・エイクロイド, キャブ・キャロウェイ
ブルース・ブラザース
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ストーリー - 55%
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キャラクター - 85%
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演出 - 90%
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映像 - 75%
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音楽 - 90%
79%
映画レビューまとめ
とにかく笑えて、楽しくて、ハッピーになれる映画。常識なんてぶっこわせ!