- 公開:2002/5/11
- 監督:サム・ライミ
- 出演者:トビー・マグワイア, キルスティン・ダンスト, ウィレム・デフォー
- 製作国:アメリカ合衆国
- 上映時間:2時間1分
スパイダーマンをご存じでしょうか?…なんてことを言ったら怒られるぐらい世界中で知られているヒーローですよね。
スーパーマンやバットマンと並ぶぐらいの知名度なのではないでしょうか。
とは言え、有名なものほどイメージばかりが先行してしまって、その中身を全く知らない事が僕にはよくあります。
ディズニーのキャラクターなんて、原作なんも観たことないのにドナルド可愛いとか言ってしまっているし、ピカチュウの尻尾は黒色だと思い込んでいるし。
一体、スパイダーマンはどんな話で、どうやって生まれたのか。全く知りません。手から糸が出る赤いヒーローぐらいのイメージしかないのにスパイダーマンかっけー!好き!!とか言っちゃっている僕なのです。
なので、今回はちゃんと観てみようと。
…なんて硬い理由ではなく前回、変化球のヒーローモノ『キック・アス』が面白かったので、正統派のヒーローモノ、2002年サム・ライミ監督の映画『スパイダーマン』を観てみよう!って思っただけなんですけどね。
感想は率直に申し上げて「完全にスパイダーマンをなめてました」。
…ということで、それではレビューをしていくことにしましょう。
スポンサードリンク
スパイダーマン – あらすじ
公開日:2002年05月03日
ジャンル:アクション映画, 冒険映画, SF映画
監督:サム・ライミ
出演:トビー・マグワイア, キルスティン・ダンスト, ウィレム・デフォー
ネタバレ注意『スパイダーマン』のあらすじまとめ
ピーター・パーカーは、早くに父母を亡くし、叔父さん夫婦と一緒に暮らしている学生。科学が大好きで頭はいいが、人一倍奥手で学校ではイジメられているカメラ大好きのめがね青年。隣の家に住む、メリー・ジェーンに好意を寄せているが、親友のハリーに押してもらっても会話することも出来ない。
親友のハリーは金持ちの息子だったが、ピーターとはそりが合ったらしく仲がいい。彼はピーターと違って積極的。ピーターが話かけられないメリー・ジェーンにも声をかけられる。
ある日、ピーターたちが通う学校は社会科見学を行い、そこで遺伝子改良されたスーパースパイダー15匹を見た。しかし、そこには14匹しかおらず、残りの1匹がピーターに噛み付いた。
特に気にもかけなかったピーターだったが、家に帰るや否や激しい悪寒に襲われ、一晩中寝てしまう。目が覚めると異変が体におきていた。めがねをかけなければ見えていなかったはずの視力は回復し、体もヘロヘロのヒョロヒョロだったはずだったが、ムキムキの体を手に入れていた。
さらに学校で手首からクモの糸が出ることに気が付き、指先から生えたとげとげによって、壁ですらよじ登れる能力を手に入れていた。
ピーターはその力を利用し、懸賞金のかかったアマチュアレスリングに参加した。新しい車を手に入れて自慢していたメリー・ジェーンの恋人に対抗するべく、新しい車を買うお金を稼ぐためだ。自分でデザインしたダサい赤いマスクとスウェットを身にまとい、クモ人間として参加したパーカーだったが、その名前がダサ過ぎると判断したレフリーは勝手に彼のことをスパイダーマンと紹介した。
筋肉もりもりのチャンプを見事倒した彼は懸賞金の3000ドルを受け取るはずだったが、経営者側にくすねられ手に入れられたのは100ドルだけ。ちょうどそのとき、目の前で強盗がお金を強奪していったが、ピーターはくすねられた恨みから目の前で逃げる強盗をわざと逃がす。
しかし、ピーターが逃がした強盗はさらにピーターのおじさんの車をカージャックし、おじさんは殺されてしまった。自分の行いに悔いたピーターはその事件が起きる前におじさんに言われた言葉、「大いなる力には大いなる責任が伴う」を思い出し、自分の力を私利私欲のためではなく、誰かのために使うことを決意する。
学校を卒業後、ピーターはスパイダーマンとして街で起こる犯罪から街の人々を守る活動を行っていた。自分の活動を写真に撮り、フリーのカメラマンとして新聞社に売り込み生計を立てながら。
一方その頃、ピーターの親友であるハリーの父親、ノーマン・オズボーンもまた一人の怪物となっていた。彼が働くオズコープが開発したパワー増強剤を自分に試供したノーマンは恐るべきパワーを手に入れた。彼はライバル社や会社の重役からのストレスに悩まされていたが、その負のオーラが彼を悪の道に誘い込んだ。彼はグリーン・ゴブリンという怪物になり、街を破壊する。
グリーン・ゴブリンはスパイダーマンを仲間に引き入れ、一緒に街を破壊しようと誘い込むがスパイダーマンはそれを拒む。スパイダーマンに誘いを断られたグリーン・ゴブリンはスパイダーマンを敵と認識し、何度も戦いを挑むことになる。
その戦いの中、スパイダーマンは腕に傷を負う。その傷を見て、ピーターがスパイダーマンだと知ったノーマンは、ピーターの大事な人を襲うことを計画する。
そしてとらわれてしまった、メリー・ジェーン。果たしてスパイダーマンはメリー・ジェーンを救い出し、グリーン・ゴブリンに勝つことが出来るのであろうか。また、ピーターとメリー・ジェーンの恋の仲はどうなっていくのであろうか…。
『スパイダーマン』の名言
大いなる力には、大いなる責任が伴う
『スパイダーマン』のおすすめポイント
・迫力満点のCG。
・ほかのヒーローとは少し違ったピーターの人間くささにも注目。
スパイダーマンかっちょいい!!
正直、ヒーローモノとして馬鹿にしていました。こんなにスパイダーマンが面白いとは。
スパイダーマンの面白さはピーターの人間くささにあると思います。超人的能力を手に入れて、すぐに正義のヒーローになるわけではなく、その能力を手に入れた彼はメリー・ジェーンの気を引こうと私利私欲のためにその能力を使います。
それから、その間違いに気が付きながらも、メリー・ジェーンから目を離すことはせず、正義のヒーローとして戦いながら、彼女に好かれるように自分の力と向き合っていくのです。
さらに、最後には自分の能力の恐ろしさに気が付き、その能力を呪いと言ってしまうほど自分の運命と向き合う。そういうところがほかのヒーローと違うところ。
ちゃんと大義名分があるんですよね。もちろん、ほかのヒーローにも大義名分はあるんですけど、一度自分の間違いを犯すか犯さないかがあるかどうかでここまで面白さが変わってくるとは自分でも不思議でした。
あとは、やっぱりCGですかね。コレが作られてからもう10年以上経ってますけど、最近のCG技術がどこまですごいかわかりませんが、もうすでにこの頃からここまで完成されていたんですね。観ていてハラハラするぐらい完璧なCGでした。
続編も見てみようかな。アメージング・スパイダーマンは何が違うんだろ。検索してヒットするのはアメージング・スパイダーマンばっかりだけど、何も付いていないスパイダーマンも充分名作でした。
映画『スパイダーマン』 – まとめ
ヒーローモノと馬鹿にせず、まだ観たことがないあなたはぜひ見てみてくださいませ。本当に面白いですよ。
あ、メアリー・ジェーン役がキルスティン・ダンストでした。
キルスティン・ダンストといえば『エリザベスタウン』以来、このサイトでもたびたび絶賛している女優さんですが、今回はメアリー・ジェーンが浮気性に見えて仕方がなかったので、あんまり魅力的ではありませんでした。
それでもやっぱりかわいいよね。なんだろ。決して美人過ぎるほどの顔じゃないんだけど、なんか魅力的に映るよ。
あー、スパイダーマン面白かった。本当に観てよかったわ、この映画。
ではでは、『スパイダーマン』のレビューでした。
それにしても、スパイダーマンがただのコスプレだったことは驚きでした。変身するわけじゃなくて、普通に着替えるんだね(笑)
スポンサードリンク
スパイダーマン - 感想・評価
公開日:2002年05月03日
ジャンル:アクション映画, 冒険映画, SF映画
監督:サム・ライミ
出演:トビー・マグワイア, キルスティン・ダンスト, ウィレム・デフォー