ジェネラル・ルージュの凱旋をご存知でしょうか?『アヒルと鴨のコインロッカー』や『ゴールデンスランバー』など伊坂幸太郎の作品が映画化される時によく活躍する、中村義洋監督の2008年の作品です。
『ジェネラル・ルージュの凱旋』と聞くよりも、『チーム・バチスタの栄光』という言葉の方が聞き馴染みがあるかもしれませんね。『ジェネラル・ルージュの凱旋』は『チーム・バチスタの栄光』の続編なのです。
『ジェネラル・ルージュの凱旋』は堺雅人週間と銘打っていた時にTwitterで教えてもらった映画のひとつなんですが、おすすめいただいた方は本当に良いチョイスをしてくれました。堺雅人の魅力を様々な角度で伝えられる作品ばかりを選んでくれました。本当に感謝です。
ちなみに、様々な堺雅人を観てきましたがこの映画での存在感は圧巻!
ということで早速、映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』をレビューしていきましょう。
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映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』 – あらすじ
公開日:2009年03月07日
ジャンル:コメディ映画, ヒューマンドラマ映画, ミステリー映画
監督:中村義洋
出演:竹内結子, 阿部寛, 羽田美智子
今回の堺雅人はお医者さんの役です。ちょっと影のある天才ドクターで、なんとなく「振り返れば奴がいる」の時の織田雄二を思い出しました。
なぜ、この天才ドクターは「ジェネラル・ルージュ」と呼ばれるのか?その謎を解いた映画。
映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』について
まず、僕はチーム・バチスタシリーズは観たことがありません。ドラマも映画も小説も読んでいないです。でも、この作品だけでも充分に楽しめる作品でした。
『鍵泥棒のメソッド』と『アフタースクール』では演出の素晴らしさに注目して採点しましたが、この映画はその二つに比べると演出という点では若干劣る感じはします。
ただ、堺雅人の演技にはかなり注目出来る作品です。堺雅人って、こういう役もやるんだなぁ!と僕の中の新しい発見がありました。
勝手なイメージですが、ちょっと情けない一面を持っている役をやらせたら天下一品な役者だと思っていたんです。なんだろ。『ノッティングヒルの恋人』に出ていたヒュー・グラントみたいな役者さん?的な。
もちろん、半沢直樹みたいなシリアスな役もありますけど、あれも自宅での奥さんに見せる情けない顔が本当の顔だと思ってましたし。
それが今回の映画ではほとんどありません。最初っから最後までほとんどシリアスです。
でも、そのことによって作品の中の堺雅人の存在感を引き立たせています。ものすごい存在感。踊る大捜査線の織田雄二もいいけど、やっぱり「振り返れば奴がいる」の時の影のある織田雄二もいいな!みたいな。そんな感じにすごく似ています。
堺雅人ってすごい幅のある役者さんなんだなって思い知らされました。ギャップ萌えハンパないです。
あ。
ただ、ずっとシリアスな役と言いつつ、やっぱりあの、くしゃっと笑う笑顔は健在です。あの笑顔にやられない人間なんていないだろうな。ああいう笑顔を手に入れたい…。
映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』 – まとめ
それにしても。高嶋政伸っていつから影のある役をやり始めたんだろう。僕は関根勉がモノマネするHOTELっていうドラマの「申し訳ございません」のイメージが強くて、この人は「イイ人」の役が似合っているんだよな。なんて思っていたんだけれど、たしか『探偵はBARにいる』でも悪役をやっていて、驚いたんだよな。
内容的な事を話しちゃうとネタバレになってしまうので、深い所は話せないけれど、この映画は役者さんの演技がきらりと光る作品だと思いました。
竹内結子の情けない医者の役も素敵だ。うん。
そんな感じです。
小説とかドラマとか映画とか、バチスタシリーズ観てみようかなって思える作品です。それと、ラストの堺雅人のシーンにしびれました。チュッパチャップス買ってこよ。
ではでは。『ジェネラル・ルージュの凱旋』でした。
ジェネラル・ルージュの凱旋 - 感想・評価
公開日:2009年03月07日
ジャンル:コメディ映画, ヒューマンドラマ映画, ミステリー映画
監督:中村義洋
出演:竹内結子, 阿部寛, 羽田美智子