ザ・ファイターという映画をご存じでしょうか。2010年公開のボクシングを題材にしたアメリカ映画です。
この映画、兄弟のボクサーがいて兄が果たせなかった世界王者の夢を弟が叶えるっていう話なんですが、ボクシングの方にフォーカスされているのではなく家族との関わりに焦点があてられています。
しかも、実在するボクサー、ミッキー・ウォードとその兄ディッキー・エクランドを描いた伝記ものらしく、現実にこういう家族愛があるんだなぁと思ったら目頭がツンと熱くなりました。
ディッキー・エクランドを演じたクリスチャン・ベールはアカデミー助演男優賞を受賞。メリッサ・レオも助演女優賞を受賞。うんうん。すごく良かったもの。
というわけで、そんな映画『ザ・ファイター』のレビューをしていくことにしましょう。
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映画『ザ・ファイター』 – あらすじ
公開日:2010年12月10日
ジャンル:アクション映画, 伝記映画, ヒューマンドラマ映画
監督:デヴィッド・O・ラッセル
出演:マーク・ウォールバーグ, クリスチャン・ベール, エイミー・アダムス
兄のディッキーは小さい頃からボクシングをやっていて、弟にも教えていた。そして過去にシュガーレイをダウンさせたという栄光を誇りに生きてきた。しかし、いつしか麻薬にハマってしまい、ボクシングで世界王者になる夢を捨ててしまう。
その夢を代わりに叶えるべく、弟のミッキーはボクシングを続けているわけだが、麻薬中毒の兄トレーナー、過保護の母のもとトレーニングをしている為か、自分の力を出せずにいつも負けてしまう。
そんなミッキーに彼女が出来る。彼女も高跳びの記録保持者だったのだけど、お酒に入り浸って挫折した経験がある。そんな彼女だからこそ、ミッキーに夢を託したく、ダメな家族から引き離してでも頑張ってほしいと願う。
ミッキーは家族とも仲良くやっていきたいし、ボクシングでも勝ちたいと思っているのに、うまくいかない。どちらかを捨てないといけないのかと悩んでいる時に、トレーナーの兄が警官に対する暴行で逮捕されてしまう。
それをきっかけに、兄や母と手を切ってトレーニングをすることを決意する。
それからのミッキーは連戦連勝。調子が上がってくる。でもどことなくすっきりしないミッキー。自分が勝てているのは、兄ディッキーの教えのおかげなのだ。
そして、世界王者戦まで上り詰めたミッキーの元に、釈放された兄が帰ってくる。ボクシングジム側の約束では兄と母親との縁を切るのが条件で面倒を見てもらっているわけだが、どうしてもそんなことが出来ないミッキー。
自分の思いをぶちまける。
その後…
映画『ザ・ファイター』 – まとめ
とまぁ、基本的に家族との関わりが話の主軸になっているのですな。それがもう、涙腺が緩む緩む。
それに主人公がマッチしているんですな。このなんとなく情けない感じのミッキーに。こんなに情けない男がぴったりなのはノッティングヒルの恋人のヒュー・グラント以来かと。
2010年と比較的新しい感じの映画ですが、興味がありましたら見てみてくださいませ。
ではでは『ザ・ファイター』のレビューでした。
ザ・ファイター - 感想・評価
公開日:2010年12月10日
ジャンル:アクション映画, 伝記映画, ヒューマンドラマ映画
監督:デヴィッド・O・ラッセル
出演:マーク・ウォールバーグ, クリスチャン・ベール, エイミー・アダムス