グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちという映画をご存じでしょうか。1997年に公開されたアメリカの映画です。
監督は『ドラッグストア・カウボーイ』で有名なガス・ヴァン・サントなのですが、この映画何がすごいってその脚本家です。
なんと脚本家がマット・デイモンなんですよ。しかもアカデミー脚本賞やゴールデングローブ賞の脚本賞も受賞しています。
ハーバード大学に入学した彼はやっぱり天才ですね。
そしてこの映画の物語もそんな天才的な頭脳を持ちながらもトラウマに苦しむ若者が主人公なのです。
この映画を初めて観たのは5年前。2ちゃんねるか何かでオススメされていたから観てみた系の映画だった気がします。
あの時は、大好きなロビン・ウィリアムズも出ているし、なんとなくいい映画だなぁ、ほんのり泣けるなぁ…って感じの感想でした。
しかし、今回観てみたらほんのりどころではなく号泣レベルで泣きました。泣きすぎて吐くかと思いました。
主人公が恵まれすぎてるとか、設定がありえないとか、この映画の一体何がいいのかわからない…というマイナスレビューがあるにはあります。
でも、登場人物がほぼ良い人で構成されている映画って、あぁこんな世界だったらいいのにって夢を観させてくれて好きなんですよね。
なぜ最初に見たときと感じ方が変わったのでしょうか…。
ということで、映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』をレビューをしていくことにしましょう。
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- 1 10秒でわかる『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のストーリーのまとめ
- 2 もし、あなたに駄菓子屋で『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』ってどんな映画?あらすじとか評判は?と聞かれたなら…
- 3 『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の名言・心をざわつかせた言葉
- 4 『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で心に残ったシーン・実況
- 5 『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』は↓こんな作品や世界観が好きなあなたにおすすめ。この映画を観ている時にパッと思い浮かんだ映画・小説・漫画・アニメ・テレビドラマ、または音楽など
- 6 『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のような映画が好きなあなたに、ぜひ次に観て欲しい映画はズバリ…
- 7 『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』まとめ
10秒でわかる『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のストーリーのまとめ
公開日:1997年12月05日
ジャンル:ヒューマンドラマ映画, 恋愛映画
監督:ガス・ヴァン・サント
出演:ロビン・ウィリアムズ, マット・デイモン, ベン・アフレック
もし、あなたに駄菓子屋で『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』ってどんな映画?あらすじとか評判は?と聞かれたなら…
…そんな事を『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』についてサイコロキャラメルの箱を転がして1を連続で何回出せるか挑戦しながら駄菓子屋で話すと思います。
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の名言・心をざわつかせた言葉
毎日6セント払えば一週間後に食わせる。この世に無料のものはない。ちゃんと払え。お前のお袋は毎日10ドルずつ積み立てて一年かけてソファを買ったろ?
“自由”は魂が呼吸する権利。呼吸を奪われた魂は絶命する。
妻を汚すようなことを言うな!殺すぞ!
僕にとってはどうでもいいことだ。君から学ぶことは何もない。本に書いてある。君自信の話なら喜んで聞こう。君って人間に興味があるから。
癖を欠点と考える人間もいるが、とんでもない。愛してれば恥ずかしさなど吹っ飛ぶ。君だって完ぺきから程遠い。彼女だって完ぺきじゃない。だが問題は、君らが互いにとって完ぺきか。そこが大事なんだ。
彼女に話しかけてなかったら今も後悔してたろう。ナンシーと暮らした18年に後悔はない。彼女が病気になり仕事を辞めた6年間もね。
職業に上下はない。どんな職業だろうと人の役に立つんだ。
お前は自分を許せても、おれは許せない。
毎日お前を迎えに行き、酒を飲んでバカ話。それも楽しい。だが一番のスリルは車を降りてお前んちの玄関に行く10秒間。ノックしてもお前は出て来ない。何の挨拶もなくお前は消えてる。そうなればいい。
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で心に残ったシーン・実況
- 0:06:15頃
鏡に文字書くのとか、ホラーでよくあるけど、この行為自体は結構憧れだったりするよなぁ。かっこいいなぁ。 - 0:18:00頃
インテリ野郎にもっと上の知識でギャフンと言わせるマット・デイモンかっちょいい。 - 0:33:10頃
登場するだけでオーラを放つロビン・ウィリアムズの存在感がすげぇ。 - 0:41:20頃
ロビン・ウィリアムズがマット・デイモンの首を絞める時の顔が鬼気迫る演技で珍しい。いつもニコニコかシュンとしている静のイメージだから、ギャップでゾッと鳥肌が立った。 - 0:57:00頃
マット・デイモンが顔クッシャクシャにして笑っているのなんかいいな。 - 1:26:50頃
つれー…。言えるなら言ってとは言ったが、本当に言われてしまうとは…。つれー。 - 1:38:00頃
ここのマット・デイモンを突き放すロビン・ウィリアムズの演技がすげぇ。本当に冷たい目をしている。 - 1:42:10頃
「親友だからハッキリ言おう」から始まるベン・アフレックのマット・デイモンに語る突き放しのシーンが何度観ても震える。 - 1:49:00頃
あれ…。ロビン・ウィリアムズの君は悪くないという言葉に涙が止まらないんだが…。 - 1:55:00頃
うおおおおお。ボロいのにすごい温かいプレゼント。マジでこれは嬉しい。こんな友人いたら人生幸せだなって思う。こんな宝物他にないだろ…。いいなぁ。これはいい。 - 2:00:40頃
ベン・アフレックの苦笑いがたまらん。 - 2:05:50頃
地味にエンディングロールの演出いいよなぁ〜。
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』は↓こんな作品や世界観が好きなあなたにおすすめ。この映画を観ている時にパッと思い浮かんだ映画・小説・漫画・アニメ・テレビドラマ、または音楽など
公開日:1989年06月02日
ジャンル:コメディ映画, ヒューマンドラマ映画
監督:ピーター・ウィアー
出演:ロビン・ウィリアムズ, ロバート・ショーン・レナード, イーサン・ホーク
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のような映画が好きなあなたに、ぜひ次に観て欲しい映画はズバリ…
公開日:1990年12月22日
ジャンル:伝記映画, ヒューマンドラマ映画
監督:ペニー・マーシャル
出演:ロバート・デ・ニーロ, ロビン・ウィリアムズ, ジュリー・カブナー
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』まとめ
友情が良いと言ってきましたが、当然ながらロビン・ウィリアムズもいいです。ロビン・ウィリアムズはなんでこんなに優しい演技が出来るんだろう。
喜怒哀楽。喜んでいる時はもちろん、怒っていても優しさを感じる。哀しんでいても優しさを含み、楽しんでいる時はとにかく優しさの塊。
うん。いいよね。本当にこの人の演技って。
特に先生役みたいな何かを人に諭したりするような事がある役がぴったりな気がする。日本で言うと誰だろうね。山﨑努とか、武田鉄矢?…いや、似たような魅力を持つ俳優さんは思い浮かびません。
この人が狂気な演技をした作品っていうのもあるみたいだから、いつか観てみたいです。『ストーカー』とか、全然想像出来ないがきっとすごい怖い感じで演じられちゃうんだろうなぁ。
とにかく優しい雰囲気が流れる映画なので、何かに挫折したりした時に観てもらいたいです。失敗したり、凹んだり、不幸な気分の時ってどうしても人を拒絶したくなるものだし、人を信用出来なくなる事もあるけど、こんな世界の人たちがいる事を知ったら、ちょっとは勇気出せると思うんですよ。
この映画に悪い人はいない。そこに価値がある。みんな温かい。みんな優しい。自分を貶めたりする人なんていないんだって事を知ったら、ちょっとぐらい頼ってもいいかな。ちょっとぐらい人の言葉に耳を傾けてもいいかなって思うはず。
こんな脚本を書けたマット・デイモンとベン・アフレックってすごいよ。うん。
時間が経ったらまた観てみたいな。その時はどんな感じの涙が流れるんだろうか。落ち込んでもこの映画がある。そう思って、思いっきり生きてみようと思いました。
ではでは『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でした。
あ、この映画の中で彼女が話をしていた50年目の夫婦の話だけをなぜかずっと覚えていて、あー、この映画の中の話だったのかぁ!と思い出したのでした。パトカーに乗って帰ってきてしまったおじ貴の話も秀逸な話だと思う。
小話って面白いよね。
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち - 感想・評価
公開日:1997年12月05日
ジャンル:ヒューマンドラマ映画, 恋愛映画
監督:ガス・ヴァン・サント
出演:ロビン・ウィリアムズ, マット・デイモン, ベン・アフレック