オープン・ウォーターという映画をご存じでしょうか。2003年に公開されたアメリカのホラー映画なのですが、実際の事件が元になっているのです。
1998年ルイジアナ州の夫婦がスキューバダイビング中にグループとはぐれました。夫婦はサメの泳ぐ海原に取り残されてしまったのです。
しかもそのことに周りが気が付いたのが2日後。ボートに残された荷物が見つかったからなのです。それから捜索が行われましたが夫婦は見つかりませんでした。
後に公開された夫婦の日記には、夫が死にたがっていたことなどが書かれていましたが、すべては謎のまま。
その事件を元に作った今回の映画は、なんと俳優たちが実際にサメの泳ぐ中で撮影されました。
ということで、そんな映画『オープン・ウォーター』のレビューをしていくことにしましょう。
知人に勧められて、2003年公開のオープン・ウォーターを観ました。監督はクリス・ケンティス。
ネタバレ覚悟で書くので、詳細を知りたくないというあなたは読まないでください。
実話を元に作った映画だということですが、この映画に関しては実話がどうとか、あまりリアル感がないとか、作り物っぽいとか、そういう考えは一切捨ててその状況を自分に置き換えながら観たほうが楽しめます。
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映画『オープン・ウォーター』 – あらすじ
公開日:2003年10月26日
ジャンル:冒険映画, ヒューマンドラマ映画, ホラー映画
監督:クリス・ケンティス
出演:ブランチャード・ライアン, ダニエル・トラヴィス, ソール・スタイン
主人公は普通の夫婦。まぁ、普通と言っても仕事のストレスをため込んでいる妻とかそういう感じで普段の生活には結構苦悩していたっぽい夫婦。
その夫婦がリフレッシュも兼ねて、オーストラリアのリゾート地に遊びに来た。そこで彼らはスキューバーダイビング体験をするのだけれど、乗務員の点呼ミスによって完全に忘れ去られてしまい、海に二人がまだ残ったままで船は戻ってしまう。
海のど真ん中で二人は取り残される。最初の方では、自分たちが間違った集合場所に来てしまったとか、すぐに気が付いて探しに来てくれるなど楽観視していて、見えた他のボートに泳いでいくよりもその場で待っていたほうがいいと考えていた。
しかし、全く自分たちのボートが迎えに来てくれる気配はない。
その間にも海には当然サメやクラゲなどがいて、彼らを攻撃してくる。
その海の猛威から身を守りつつも、徐々にすり減ってくる精神。次第にお互いの事をののしり合ったりする。しかし、そんな事をやっていても仕方がないとお互いを励まし合う。
でもね、なんの進展もしない。相変わらず救助の気配もなく、海にはサメなどがうようよしている。足をかまれウェットスーツも破れて出血。状況は悪化するばかり。
…そして、ついに夫の方は息絶えてしまう。
残された妻は?
やっと気が付いたボートの乗務員が遅すぎる捜索を始めるが…。
っていう映画です。
映画『オープン・ウォーター』 – まとめ
この映画の本当に怖い所はラストの1分ぐらいの人間の本性でしょう。サメを捕獲して笑っているという映像で幕を閉じます。その笑いが僕にとって本当にぞっとする笑いでした。
…もう、どんなホラーよりもこえぇよ。
なんだこの映画。救いがねぇ。怖すぎた。
普通のホラーとかに飽きちゃって、違う感じのやつが観てみたいと思っていたらぜひこの映画を観てみてください。ぞぞぞっと背筋が凍りつく体験が味わえます。
79分と比較的短い映画ですが、CGなどを使わずに実際の海でサメが泳ぐ中撮影したという事なので脱帽です。
ではでは、そんな感じで『オープン・ウォーター』のレビューでした。
オープン・ウォーター - 感想・評価
公開日:2003年10月26日
ジャンル:冒険映画, ヒューマンドラマ映画, ホラー映画
監督:クリス・ケンティス
出演:ブランチャード・ライアン, ダニエル・トラヴィス, ソール・スタイン