『おとなのけんか』知人にオススメするなら絶品すぎる独特感

おとなのけんかという映画をご存じでしょうか?名前が全部ひらがなで珍しいですが、フランス、ドイツ、ポーランド、スペイン合作のコメディ映画というのも珍しいのではないでしょうか。

2011年のこの映画は『チャイナタウン』や『戦場のピアニスト』で有名なロマン・ポランスキー監督の作品です。

またこの映画の原題は『Carnage』と言いまして、日本語に訳すと「大虐殺」です。

…こわっ!

と思いますが、内容は全く怖くありません。面白いです。独特です。独特すぎるのが怖いと言えば怖いです。

という事で、そんな映画『おとなのけんか』のレビューをしていくことにしましょう。

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映画『おとなのけんか』 – ストーリー

おとなのけんか
4.2

公開日:2011年09月01日
ジャンル:コメディ映画, ヒューマンドラマ映画
監督:ロマン・ポランスキー
出演:ジョディ・フォスター, ケイト・ウィンスレット, クリストフ・ヴァルツ

子供の喧嘩の話し合いとして集まったそれぞれの親が、言い争い白熱していく話。

ネタバレ注意『おとなのけんか』のあらすじまとめ

1月11日午後2時30分。ブルックリン・ブリッジ公園での言い争いの後、ザッカリー・カウアン11歳は同級生のイーサン・ロングストリートを棒で殴り、前歯2本を折る怪我を負わせてしまった。

その喧嘩の後始末として、被害者の親であるロングストリート夫妻は、加害者の親であるカウアン夫妻を家に招きいれた。最初はお互い話をまるく収めるために穏やかな口調で話し合っていたのだが、ちょっとした言葉に突っかかり徐々にその口論は加熱していく。

カウアン夫妻が帰ろうとしても、そのタイミングでどちらかが突っかかり、なかなか帰れそうもない。

最後にはお互いの夫婦仲でも喧嘩をし始め、最終的に話が子供の喧嘩から離れうやむやになっていく。

・・・短いですが、こんな感じの非常にシンプルで短い映画です。

『おとなのけんか』のおすすめポイント

・展開しそうでなかなか先に進まない独特なストーリー。

極端な意見でわかれそうな映画

非常に短い映画です。1時間20分ぐらいで終わります。そして舞台はずっと家の中。4人が延々と口げんかを繰り広げていきます。おそらくつまらない人にはとことんつまらないだろうし、ツボにはまる人にとってはとても面白い映画と、両極端に意見がわかれる系の映画です。

癖のある映画。

最初は体裁を繕っていい感じの会話を繰り広げていた2組の夫婦が徐々に抑え切れなくなっていき、本音が見えてくる。おとなのけんかかと思いきや、徐々に子供じみた口論になっていき、最後にはなーんも得るものがなく終わります。

うん。独特な流れだった。

おそらく、ちょっと時間が経った後にもう一度観たくなる映画です。

ラーメンで言うと二郎みたいな味です。独特で、食べ終えた後は、当分は食べなくていいかなって思うんですけど、ちょっと経ったらなぜか無性に食べたくなる。そういう映画です。

映画『おとなのけんか』 – まとめ

とても短い映画なので、さくっと観られましたけど、さくっと記憶から忘れ去られそうな映画かもしれません。でも話のタネには絶品の映画。

永遠に続いても飽きずに観られそうだけど、何を観たの?と聞かれたら返答に困ってしまう感じ。内容があるようで、なさそうな映画です。でも、知人にはオススメしやすいですね。

とりあえず観たことに後悔はしません。でも、何を観たのかわかりません。

「とりあえず大虐殺という映画があってね…」と言いながら知人に『おとなのけんか』をオススメしてみるといいかもしれません。食いつきのよさそうな映画です。

ではでは、『おとなのけんか』のレビューでした。「このレビューこそ、中身がないじゃないか!」というツッコミは横に置いておきましょう。

…あ、ちなみに僕はこの映画を姉に教えてもらいました。家の姉は結構、癖のある映画ばかり勧めてきます。


おとなのけんか - 感想・評価

おとなのけんか
4.2

公開日:2011年09月01日
ジャンル:コメディ映画, ヒューマンドラマ映画
監督:ロマン・ポランスキー
出演:ジョディ・フォスター, ケイト・ウィンスレット, クリストフ・ヴァルツ

おとなのけんか
  • ストーリー - 55%
    55%
  • キャラクター - 65%
    65%
  • 演出 - 65%
    65%
  • 映像 - 60%
    60%
  • 音楽 - 50%
    50%
59%

レビューまとめ

ひとつの部屋で登場人物4人が延々と話し続ける独特な映画…

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