- 公開:1989/11/22
- 監督:ロバート・ゼメキス
- 出演者:マイケル・J・フォックス, クリストファー・ロイド, リー・トンプソン
- 製作国:アメリカ合衆国
- 上映時間:1時間48分
バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2という映画をご存じでしょうか。1989年に公開されたSF映画で、名前の通り4年前の1985年に公開された『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の続編です。
監督も前作同様ロバート・ゼメキスで、製作総指揮にスティーヴン・スピルバーグが入っています。
ちなみに続編であるPART2とPART3は同時に制作されました。
しかも元々は一本の映画でして、3時間半の長編になるはずだったのが、配給会社から「長すぎるから短くカットしてくれ」と要望された結果二本の映画になったのです。
元のタイトルは『PARADOX』というもので、タイムスリップをしたことによる影響が面白く展開していく内容なのですが、二つに分けられてしまったためにPART2は中途半端な所で終わります。
果たしてその内容はいかに。
ではでは、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』のレビューをしていくことにしましょう。
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『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』のあらすじ
公開日:1989年11月22日
ジャンル:冒険映画, コメディ映画, SF映画
監督:ロバート・ゼメキス
出演:マイケル・J・フォックス, クリストファー・ロイド, リー・トンプソン
こちらの作品は前回の終わりから始まる感じです。
バック・トゥ・ザ・フューチャーのラストでは、博士が未来の息子たちが大変なことになっているのじゃということで未来に飛ぶというラストでしたが、そんな感じで30年後の未来、2015年に飛びます。
未来では、主人公の息子が捕まり、それを助けようとした娘までもつかまり、大変な事態になっています。
その原因になった日にタイムマシーンで訪れ、阻止しようというのが今回のミッション。
これが案外簡単に片付いて、一件落着。現代へ戻ります。
今回は未来のことなので、未来をいじっても過去は変わらないはずなんですが、なぜか現代は主人公が出発した現代とは違う状況に。住む場所も違ければ、父親も違う。母親も整形している。実の父親は死んでしまっていることになっている。
なんでこんなことになった?ということで博士に話を聞くと、未来に行った時に、気が付かぬ間に未来の人間にタイムマシーンを乗られてしまい、その人間は1955年に行き、過去を改変してしまったのだという。
1955年と言えば、前作のタイムスリップした年。
ここから、前作のスピンオフ作品のような、面白く交錯した作品が始まります。これは確実に前作を観ていないと楽しめないので前作は必須アイテム。
お!こんな場面の見えない所でこんなことが行われていたのか!というような楽しみ方が出来ます。
ここからが本当にこの作品の見所で、だんだん頭の中が未来と現在と過去で行ったり来たりして、こんがらがってきます。でも、その理解できない感じの頭の熱さが心地いいのです。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』について
とりあえず、1,2,3と観てみましたが、僕としてはこのPART2が一番面白いのではないかと思っています。
トイ・ストーリーの時も言いましたけど、普通って続編が作られるものはすべて最初の作品の出来が素晴らしかったからであって、その続編はどうしてもワンを越えられないみたいなジンクスがあるんです。
ですが、この作品に関してはワンの話をうまく利用して、更なる面白い作品になっているところが素晴らしい。
そしてこのPART2ぐらいから、タイムマシーンは作ってはいけない…というメッセージが現れ始めます。
ちょっと少し歴史を変えただけで、その未来はすさまじく変化する。それをバタフライ効果、バタフライエフェクトっていうらしいんですが、その事を真剣に考え始める博士と主人公。
そもそも、今回の事件は主人公が未来の雑誌を現代に持って帰って、賭け事をして儲けようという小さな悪巧みから始まったこと。
最初のうちは少しぐらいいいじゃないかと考える主人公と、バタフライエフェクトを真剣にとらえている博士がいて、今回の事件をきっかけに真剣に考えるようになった主人公の感情の変化も見所なのではないでしょうか。
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』 – まとめ
さてさて、PART2のラストシーンについてですが、今回のラストは次回作を彷彿させた前回の終わり方とはちょっと違って、完全に次回作を観なければ完結しないような終わり方になっています。
つまり、僕はPART2が一番面白いとは言いましたが、すべてはシリーズものとしてつながっていて、ワンはPART2を観る為に必要だし、PART2はPART3を観る為に必要。結局の所、全部観ろってことなんですね。
これを一つの作品としてとらえてしまうと中途半端と言われてしまうのかもしれませんが、PARTって言っているので一部分なわけでとりあえず全部見たうえでどれが一番面白いかを判断するべきかと。
ということで、次回はPART3の感想を書きたいと思います。
ではでは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』でした。
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2 - 感想・評価
公開日:1989年11月22日
ジャンル:冒険映画, コメディ映画, SF映画
監督:ロバート・ゼメキス
出演:マイケル・J・フォックス, クリストファー・ロイド, リー・トンプソン