- 公開:1989/08/18
- 監督:ジョー・ピトカ
- 出演者:リチャード・ドレイファス, テリー・ガー, デヴィッド・ヨハンセン
- 製作国:アメリカ合衆国
- 上映時間:1時間27分
のるかそるかという映画をご存じでしょうか?1989年のコメディ映画で、テーマはギャンブルで人生ががらりと変わるおっさんです。
あまり有名じゃない映画だとは思うのですが、競馬を扱った映画としてネットで取り上げられていて、興味があったので観てみました。
結果、大正解。
この映画、むちゃくちゃ面白いです。なかなかのハラハラ具合といい感じのコメディです。
という事で、映画『のるかそるか』のレビューをしていきたいと思います。
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映画『のるかそるか』 – ストーリー
公開日:1989年08月18日
ジャンル:コメディ映画, アクション映画
監督:ジョー・ピトカ
出演:リチャード・ドレイファス, テリー・ガー, デヴィッド・ヨハンセン
ネタバレ注意『のるかそるか』のあらすじまとめ
ギャンブルが大好きなトロッターはタクシードライバーをやっている。妻を愛し、ある夜の食事中に妻と一緒にギャンブルはやらないという誓いを立てる。
しかし、そんな彼の同僚であるルーニーが耳寄りな情報を持ってくる。タクシーに乗せたお客さんの話をテープに録音し盗み聞きした結果、次の競馬のレースで八百長が行われ、必ず勝つ馬を知ってしまったというのだ。
ルーニー自身はその情報に対して懐疑的であったが、テープを聞かせてもらったトロッターには本物の情報に思えて仕方がない。ギャンブルは辞めたんだろ?と聞くルーニーに、これはギャンブルではなく、必ず儲かるビジネスだと理論付けし競馬場に向かう。
1回限りだ。これだけ当たったら、今まで苦労かけてきた妻にも紳士的に接する。
ルーニーも一緒についてきたがルーニーは自分の信じる馬に賭けた。トロッターはテープで聞いたとおりの馬に賭ける。するとその馬が写真判定の結果、1等になり、トロッターの買った馬券は710ドルに化けた。
トロッターはウキウキ。当たったお金を靴に忍ばせ、酒屋に向かう。そしてみんなに酒をおごるぜと、ちょっぴり大盤振る舞い。しかし、ルーニーは気分が悪い。勝つとわかっていた馬に賭けるなんて卑怯だと文句を言ってくる。
まぁ、そんなこと言われても当たったもんは仕方ないと家に帰ろうとするが、そのときポケットに入っていたテープに気がつく。そのテープを持って、八百長をしていた人間に会いに行った。
彼らはトロッターがふっかけにきたのかと構えたが、トロッターはただ、儲けさせてもらったとお礼を言いにきただけだった。そのトロッターの人柄を見て、次の勝ち馬を教えてくれた。
一回限り。これで辞めるはずだったトロッターだったが、その情報を聞いてしまっては買わざるを得ない。ウキウキで馬券を買いにいくトロッター。700ドルを聞いた馬にすべて賭ける。当然のようにその馬は勝ち、当たった馬券は2450ドルに化けた。
気持ちが大きくなったトロッターは金持ちしか入れないジョッキークラブという食事どころに入る。今度はそこで聞いた情報を元にこれだという馬を決め、馬券を買うことにした。
しかし、その途中、スリを働いたと人違いで逮捕されてしまう。しかし、それが勘違いだということがわかったころには馬券を買える時間は過ぎてしまう。
せっかくの情報が…。そう思ったトロッターだったが、結果はその馬はゴール手前で事故を起こし、騎手が落馬。もしその馬券を買っていたらすべてがパーだったところだ。
俺はツイている。よくわからないが、トロッターは自分の運勢がツキまくっていることを直感で確信していた。
しかし、そんなトロッターの元に怒った妻が殴りこみにきた。妻は約束を破ったことにカンカンに怒っている。「今度こそは離婚よ」そう怒り狂う妻にトイレにいって来るとつげ、トロッターはその場をやり過ごした。
妻の目からそれると、トロッターはダッシュで周りの人の意見を聞き、みんなが賭けていない馬に全額を賭けること決めた。今日の俺はツイている。そう信じたトロッターだったが…
『のるかそるか』の名言
馬が好きなら走るのだけ見てたら?
神様は俺をお見捨てにならなかった!
心底からお礼を言う。俺は女房を愛している。
エビ料理を食ったし、女房にはダイヤモンド。ルーニーの借金を払い、君やビッキー、窓口係などの新しい友達。それだけでも、すばらしい日だ。
たかが、お金よ。
『のるかそるか』のおすすめポイント
・なんとも憎めない小さいおっさん主人公が魅力的。
・ストーリーも平凡だけれど、なぜかハラハラして見ていられる。
たまにはこういう一日があってもいいよね!と思える一本だった。
これは当たりの作品でした。なんともハッピーなご都合主義万歳な映画。
でも、たまにはこういう一日が人生に一度はあってもいいと思うし、たまにはこういう映画で心温まるのもいいと思う。
意外と良い演出のバランスで最後までハラハラさせてくれる。
そして、一番の見所は主人公の小さいおっさん。この人が気持ちを表現するのがうまい人で、なんとも憎めない人なのです。
トイレでうれしくてダンスしちゃったりしてね(笑)
見ているだけで幸せをもらえる人っているよね。そういう人が主人公の映画。
映画『のるかそるか』 – まとめ
いやー、今回の映画は当たりでした。場面的にはずっと競馬場で何の変化もない感じの話なんですが、それでも最後までハラハラでした。
こういう映画もたまにはいいよね。
恋人と見るにはあまりお薦めできない映画かもしれないですが、一人、部屋で観てにんまりするにはうってつけの映画だと思いますよ。
元気をもらいたいときにどうぞ。
ではでは、『のるかそるか』でした。
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のるかそるか - 感想・評価
公開日:1989年08月18日
ジャンル:コメディ映画, アクション映画
監督:ジョー・ピトカ
出演:リチャード・ドレイファス, テリー・ガー, デヴィッド・ヨハンセン
のるかそるか
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ストーリー - 55%
55%
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キャラクター - 95%
95%
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演出 - 80%
80%
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映像 - 75%
75%
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音楽 - 70%
70%
映画レビューまとめ
部屋で一人で観てにんまり出来る映画。